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Claude Codeの使いどころ

Claude Codeでできること非エンジニアの保険募集人・代理店経営者が作れる道具の例

「Claude Codeって、結局なにができるんですか?」

Claude Codeという名前を聞いて、最初に浮かぶのはこの疑問ではないでしょうか。調べてみても、出てくるのはエンジニア向けの説明ばかり。保険の仕事で何に使えるのかは、なかなか見えてきませんよね。

私はエンジニアではありません。それでも2026年の春からClaude Codeを使い始めて、自社のWebサイト、社内の管理システム、動画に字幕を入れるソフトなどを作ってきました。この記事では、保険の仕事に置きかえると何が作れるのかを、具体的な道具の例でお話しします。

この記事の結論

  1. Claude Codeは、日本語で頼むと、パソコンの中でファイルを作り、動く道具まで仕上げてくれるAIエージェントです。
  2. 保険募集人の仕事なら、毎週くり返す作業ほど道具にしやすい。面談準備、面談後の整理、既契約者フォロー、営業の振り返りなどです。
  3. 保険代理店の経営者なら、経営計画のたたき台、活動の振り返り、社内勉強会の資料、業務の点検表などが題材になります。
  4. 頼み方の型は、目的・材料・守ること・出したい形の4つ。
  5. 最初の1つに、お客様の本当の情報を扱う仕組みや、インターネットに公開するものは選ばない。

Claude Codeでできること(ひと言でいうと)

ChatGPTのようにチャットで使うAIは、質問すると答えや文章を返してくれます。Claude Codeは、Anthropic社の「AIエージェント」です。決めたフォルダの中で、ファイルを作る、直す、動かして確かめるところまで進めてくれます。違いをくわしく知りたい方はChatGPTとClaude Codeの違いをご覧ください。

非エンジニアの目線でいうと、Claude Codeで作れるものは、おおむね次の5つです。

  1. 画面のある小さな道具:ブラウザで開いて、選んだり入力したりすると結果が出るもの
  2. 表の整理と集計:CSVやExcelの表を並べかえ、数え、グラフにするもの
  3. 文書のたたき台:決まった形の報告書や資料の下書きを作るもの
  4. 決まった作業の自動化:ファイル名をそろえる、フォルダを整理するなど
  5. Webページ:プロフィールページや、社内向けの案内ページなど

コードは、Claude Codeが書きます。あなたの仕事は、何を作りたいかを伝え、できたものを確かめ、直してほしいところを伝えることです。

保険募集人の仕事なら:作れる道具の例

面談の前後、フォロー、振り返り。毎週くり返している仕事ほど、自分専用の道具にしやすい仕事です。講座では、どれも架空のデータで作ります。

面談準備ブリーフィング

何をする
前回までの流れを、面談の前に1枚で確認する
材料
自分の面談メモ(前回の話、宿題、お客様が使った言葉)
できあがり
お客様を選ぶと、前回の話・宿題・今回確認すること・準備する資料が1枚に並ぶ画面

面談後アシスタント

何をする
面談のあとの整理を、決まった形でまとめる
材料
面談後に自分で書いたメモ
できあがり
次回までの宿題、次回の確認事項、お礼の文面の下書きが整った1枚

既契約者フォローアシスタント

何をする
今月、連絡したい方を見落とさない
材料
更新月・誕生月・前回の連絡日などの一覧
できあがり
今月のフォロー候補の一覧と、連絡のきっかけのメモ。文面は下書きまでで、送るのは自分

営業レビュー

何をする
一般論ではなく、自分の記録から振り返る
材料
自分の活動記録(面談数、紹介の数、提案の数など)
できあがり
月ごとの推移のグラフと、「自分の場合、何がうまくいっているのか」を考えるための1枚

ほかにも、プロフィールページ、SNS投稿の下書きを作る道具、セミナー資料の構成を整える道具なども、最初の題材になります。お客様の目に触れるものは、所属先の審査・承認の手続きに沿って使ってください。

保険代理店の経営者なら:作れる道具の例

経営者の仕事にも、毎月くり返す作業はたくさんあります。そして経営者の仕事は、自分の代理店の数字や方針を、毎回説明し直すところから始まりがちです。自社の前提を覚えさせた道具を1つ持つと、その説明が短くなります。

経営計画のたたき台

何をする
自社の数字と方針から、計画書の下書きを作る
材料
件数や収入の推移、今期の方針、去年の計画書
できあがり
決まった章立ての計画書の下書き。数字の確認と、最後の判断は経営者

活動の振り返り

何をする
所属募集人の活動を、週ごとに1枚で見る
材料
活動の件数の記録(面談数、提案数など。お客様の名前は使わない)
できあがり
週ごとの推移と、前の週との違いがひと目で分かる表とグラフ

社内勉強会の資料

何をする
朝礼や勉強会で使う資料の下書きを作る
材料
伝えたいテーマ、社内の事例(誰のことか分からない形で)、公開されている制度の情報
できあがり
毎回同じ形式で作れる資料の下書き

業務の点検表

何をする
社内の手順を、確かめやすいチェック表にまとめる
材料
社内のマニュアルや手順書
できあがり
手順ごとの確認項目の一覧。点検の中身を判断するのは、あくまで人

社員の活動記録も、社員の個人情報です。講座では架空のデータで作り、本番でどう扱うかは、代理店のルールとして決めてから使います。

頼み方の4つの型

Claude Codeへの頼み方に、難しい言葉は要りません。私がいつも意識しているのは、目的・材料・守ること・出したい形の4つを、日本語で伝えることです。

Claude Codeへの頼み方の例(面談準備ブリーフィング)

【目的】面談の前に、前回までの流れを1枚で確認できる画面を作りたい。
【材料】このフォルダの「面談メモ_架空.csv」(すべて架空のデータです)。
【守ること】お客様の本当の情報は使わない。インターネットには公開しない。分からないことは、作る前に質問して。
【出したい形】ブラウザで開ける画面。お客様を選ぶと、前回の話・宿題・今回確認することが1枚に出る。

この4つがそろっていると、AIの迷いが減ります。逆に、うまくいかないときは、たいていどれかが抜けています。

それでも、一度でうまくいくことはまずありません。私も使い始めて1週間もたたないころ、同じようなエラーが3回続けて出て、何が起きているのかまったく分かりませんでした。そんなときは、何をしたら、何が起きて、どう違ったのかを、見たままの日本語で伝えます。「ボタンを押したら、画面が真っ白になった。本当は一覧が出てほしい」。これだけで、Claude Codeは原因を探し始めます。

向かないこと・最初の1つに選ばないもの

何でも作れるわけではありません。特に最初の1つには、次のようなものは選ばないことをおすすめします。

  • お客様の本当の情報を扱う仕組み:所属先のルールを確かめるのが先です(生成AIを使うときの注意点)
  • インターネットに公開して、お客様が入力するもの:申込フォームや決済など。情報の管理と安全対策の手間が一気に増えます
  • 保険会社のシステムにつなぐもの:所属先の許可と、技術的な確認が必要です
  • 判断をAIに任せるもの:どの保険をすすめるかを決めるのは、AIではなく人です
  • 大きな仕組みを一度に作るもの:最初は小さな道具1つ。大きなものは、小さな道具を積み重ねた先にあります

最初の1つの選び方

最初の1つは、次の3つの条件がそろうものを選ぶと、つまずきにくくなります。

  1. 毎週くり返している作業であること
  2. 材料が手元にあること(架空のデータに置きかえられること)
  3. できあがりを自分で確かめられること

大工さんは、既製品の道具を自分の手に合わせて削り、使いやすくしていくそうです。AIで作る道具も同じで、最初から完璧なものはいりません。使いながら、自分の手に合わせて直していけることが、自分で作る一番の良さです。

保険募集人向けAI講座では、この「最初の1つ」を、無料オンライン相談の段階から一緒に探します。

よくある質問

プログラミングを勉強してからでないと、Claude Codeは使えませんか?

勉強してからでなくても始められます。日本語で頼めば、コードはClaude Codeが書きます。ただし、できあがったものが正しく動くかを確かめ、直してほしいところを伝えるのは、使う人の仕事です。

Claude Codeを使うのに、お金はかかりますか?

Claudeの有料プランなど、Anthropic社の有料の契約が必要です。料金やプランの内容は変わることがあるので、Anthropic社の公式サイトで最新の情報を確認してください。

作った道具は、スマホでも使えますか?

作り方によります。ブラウザで開く画面として作れば、スマホで見られる形にもできます。ただし、インターネットに公開すると、情報の扱いや管理の手間が増えます。最初の1つは、自分のパソコンの中で使う道具から始めるのがおすすめです。

※この記事は、2026年9月時点の情報をもとにしています。サービスの内容や料金は変わることがあります。道具の例は、講座で作る題材の一例で、作れる範囲は題材や取り組み方によって変わります。