はじめてのClaude Code
Claude Codeの始め方非エンジニアが最初の1時間でやること(Mac・Windows)
Claude Codeの始め方を調べたら、黒い画面に英語の命令を打つ説明ばかり。そっと画面を閉じた。
そんな経験はありませんか? 私も非エンジニアです。2026年の春にClaude Codeを使い始めました。いまは自社のWebサイトや社内の管理システムを、Claude Codeと一緒に作っています。
そして、いまは黒い画面を使わずに始められます。Claudeのデスクトップアプリの「Code」の画面から始める方法です。この記事では、私の講座で受講の前にお願いしている準備をもとにお話しします。最初の1時間でやることを、Mac と Windows に分けてまとめました。
この記事の結論
- 非エンジニアは、黒い画面(ターミナル)ではなく、Claudeのデスクトップアプリの「Code」から始めるのがおすすめです。
- 必要なのは、パソコン(Mac か Windows)と、Claudeの有料プラン(Pro以上)です。無料のプランでは使えません。
- 最初に、AIに作業してもらう専用のフォルダを1つ作り、そこだけで作業してもらいます。
- 許可のしかたは「手動」にして、ファイルを作る前に、毎回たずねてもらいます。
- 最初のお願いは、「メモを1つ作って」くらいの小さなものにします。
Claude Codeとは(ひと言でいうと)
結論:Claude Codeは、Anthropic社のAIエージェントです。日本語で頼むと、自分のパソコンの決めたフォルダの中で、ファイルを作る・直す・動かして確かめるところまで進めてくれます。以前は黒い画面(ターミナル)で使うのが基本でした。いまは、Claudeのデスクトップアプリの「Code」の画面からも使えます。プログラミングの知識がない非エンジニアでも、日本語で頼むところから始められます。
ChatGPTのようなチャットのAIは、質問すると答えを返してくれます。答えを読んだあとの作業は、自分でします。Claude Codeは、答えのあとの作業まで進めてくれるのが違いです。くわしくはChatGPTとClaude Codeの違い、何が作れるかはClaude Codeで作れる道具の例をご覧ください。
チャットのAIと、Claude Codeの違い
チャットのAI
質問する↓答えが返る↓作業は自分で
Claude Code
日本語で頼む↓フォルダの中で作業↓ファイルができあがる
最初の1時間でやること(この記事の流れ)
手順1
アプリを入れる
手順2
フォルダを作る
手順3
「Code」を開いて選ぶ
手順4
最初のお願い
始める前にそろえる4つ
結論:始める前にそろえるのは、次の4つです。パソコン(MacかWindows)、Claudeのアカウント、Claudeの有料プラン(Pro以上)、仕事で使うなら所属先の許可。Claude Codeは、無料のプランでは使えません。料金は変わることがあるので、公式の料金ページで確かめてください。仕事のパソコンに入れるときは、アプリを入れてよいか、扱ってよい情報は何かを、先に所属先に確かめます。
始める前にそろえる4つ(2026年10月時点)
1. パソコン
Mac(macOS 13以降)か、Windows(Windows 10以降)。アプリを入れられるもの
2. Claudeのアカウント
ブラウザで claude.ai にログインできること
3. Claudeの有料プラン
Pro・Max・Team・Enterpriseのどれか。無料のプランでは使えない
4. 所属先の許可
AIを仕事で使ってよいか、アプリを入れてよいか、扱ってよい情報は何か
出典:Claude ヘルプセンター「Installing Claude Desktop」・Claude の料金のページ(2026年10月23日に確認)
どのプランにすればいい?
まずはProで始められます。使う量が多く、利用の上限で止まることが続くようなら、上のプランを考えます。代理店のアカウント(Team・Enterprise)を使うときは、所属先のルールに従います。
パソコンの版の見方
- Mac:画面の左上のリンゴのマークを押し、「このMacについて」を押す。「macOS」のあとに出る数字が13より大きければ大丈夫です
- Windows:画面の下のスタートボタン(窓のマーク)を右クリックし、「システム」を押す。「エディション」に「Windows 11」か「Windows 10」と出ていれば大丈夫です
手順1:デスクトップアプリを入れる
結論:Claudeのデスクトップアプリは、公式のダウンロードのページ(claude.com/download)から入れます。Macは「.dmg」で終わるファイルを開き、アプリケーションのフォルダへ入れます。Windowsは、ダウンロードしたファイルを開くだけです。入れたら、ブラウザと同じアカウントでログインします。会社のパソコンでログインできないときは、ネットワークの制限のことが多いので、所属先の担当の方に確かめます。
Mac の場合
- ブラウザでClaudeのダウンロードのページを開き、Mac用のボタンを押す
- ダウンロードのフォルダに入った「.dmg」で終わるファイルを、ダブルクリックする
- 出てきた窓の案内に沿って、Claudeのアイコンを「Applications」(アプリケーション)のフォルダへ入れる
- アプリケーションのフォルダの「Claude」を開く。「開いてもよろしいですか?」と出たら「開く」を押す
- ブラウザで使っているのと同じアカウントでログインする
Windows の場合
- ブラウザでClaudeのダウンロードのページを開き、Windows用のボタンを押す(ARMのパソコンはARM用)
- ダウンロードのフォルダに入ったファイルを、ダブルクリックする
- 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と出たら、所属先の決まりの範囲で「はい」を押す
- Claudeが開いたら、ブラウザで使っているのと同じアカウントでログインする
アプリの左下の、自分の名前かアイコンから「Language」(言語)を選ぶと、画面の言葉を日本語にできます。この記事では、2026年10月時点の日本語の画面の名前で書いています。
手順2:作業用のフォルダを作る
結論:Claude Codeに作業してもらう前に、専用のフォルダを1つ作ります。AIエージェントは、渡したフォルダの中のファイルを読んだり書いたりするからです。デスクトップに「AI練習」のような名前のフォルダを作り、中は空のままでかまいません。お客様の情報が入ったフォルダは、選ばないようにします。紙の書類を入れるファイルボックスを、AI専用に1つ用意するイメージです。
- Mac:Finderで左の列の「デスクトップ」を押し、メニューの「ファイル」→「新規フォルダ」。名前を「AI練習」にする
- Windows:デスクトップの何もない所を右クリックし、「新規作成」→「フォルダー」。名前を「AI練習」にする
デスクトップに、AIの作業場所を1つ作る
フォルダは、AIの作業場所です
AIに渡すのは、このフォルダだけにします。会社のパソコンでは、デスクトップがOneDriveなどの外の保存場所とつながっていることがあります。置き場所に決まりがあるときは、その決まりに合わせた場所に作ります。
手順3:「Code」を開いて、フォルダと許可のしかたを選ぶ
結論:デスクトップアプリの左の列のいちばん上にある「</>」のアイコン(Code)を押し、「+ 新規」で新しい会話を始めます。入力欄の上で「ローカル」と作業用のフォルダを選び、入力欄の下の許可のしかたを「手動」にします。「手動」は、ファイルを作ったり変えたりする前に、毎回たずねてくれる設定です。慣れるまでは、この設定のまま使うことをおすすめします。
- Claudeのデスクトップアプリを開く
- 左の列のいちばん上の、右はしにある「</>」のアイコン(Code)を押す(左どなりの吹き出しのアイコンはチャットです)
- 左の列の上の「+ 新規」を押す。真ん中に、文字を打つ欄(入力欄)が出る
- 入力欄のすぐ上の、いちばん左のボタンが「ローカル」(このパソコン)になっているかを見る
- そのとなりの、フォルダの絵がついたボタンを押し、手順2で作った「AI練習」を選ぶ
- 入力欄の下の、許可のしかたのボタンを押し、一覧から「手動」を選ぶ
「Code」の画面と、押す場所
- 2「</>」のアイコン(Code)を押す
- 3「+ 新規」で、新しい会話を始める
- 4「ローカル」(このパソコン)になっているかを見る
- 5フォルダのボタンで「AI練習」を選ぶ
- 6許可のしかたを「手動」にする
許可のしかた(モード)の一覧と、始めたばかりのころのおすすめ
一覧の「自動」に「おすすめ」と出ていることがあります。それでも、始めたばかりのうちは「手動」がおすすめです。AIが何をしようとしているかを、毎回自分の目で見られるからです。画面の名前や場所は変わることがあります。言葉が違っていたら、同じ場所にある、同じ意味のボタンを押してください。
手順4:最初のお願いをする
結論:最初のお願いは、「フォルダにメモを1つ作って」くらいの小さなものにします。頼むと、Claude Codeは作るファイルの場所と中身を見せて、作ってよいかをたずねてきます。中身を読んでから「一度だけ許可」を押すと、ファイルができます。この「頼む → 読む → 許可する → 確かめる」の流れが、Claude Codeを使うときの基本の形です。
Claude Codeを使うときの基本の形
頼む
してほしいことを、日本語で送る
読む
作るファイルの場所と中身を読む
許可する
頼んだとおりなら「一度だけ許可」
確かめる
フォルダを開いて、できあがりを見る
最初のお願いの例
このフォルダに「はじめてのメモ.md」を作ってください。 中に、今日の日付と「Claude Codeを始めました」と1行だけ書いてください。
- 上の文を入力欄に貼り付けて、Enterキー(Macはreturnキー)で送る
- しばらくすると、入力欄の上に「〜の書き込みを許可しますか?」と出る
- 作るファイルの場所と、緑の行で出る中身を読む
- 頼んだとおりなら、「一度だけ許可」を押す
- デスクトップの「AI練習」フォルダを開き、「はじめてのメモ.md」ができているかを見る
許可をたずねる表示(例)
- 1どのファイルを:作る場所と名前
- 2どう変えるか:緑の行が、書き込まれる中身
- 3頼んだとおりなら「一度だけ許可」を押す
- 4「常に許可」は押さない
意味の分からない英語が出てきたら
ファイルを作るときのほかに、英語の命令を動かしてよいかを、たずねてくることもあります。意味が分からないときは、いったん「拒否」を押します。そして「いまから何をしようとしているか、わかる言葉で説明してください」と聞きます。外へ何かを送る命令かどうかも、このとき確かめます。
途中で止めたいときは、入力欄の右はしのボタンを押します。AIが動いている間は、送るボタンが、丸の中に四角の形の止めるボタンに変わります。Escキーでも止まります。止めても大丈夫です。止めたあとに、言い直せます。
一度でうまくいかないことも、もちろんあります。私も使い始めて1週間もたたないころ、同じようなエラーが3回続けて出て、何が起きているのか分かりませんでした。そんなときは、何をしたら、何が起きて、どうなってほしいのかを、見たままの日本語で伝えます。それだけで、Claude Codeは原因を探し始めます。
つまずきやすい所
結論:始めたばかりのころにつまずきやすいのは、次の4つです。「</>」のアイコンが出ない。Windowsで「Git is required」と出る。送っても何も起きない。英語で返事が来る。多くは、有料プランのアカウントでログインしているか、アプリが最新の版か、を確かめると解決します。日本語の変換を決めるEnterと、送るEnterを、取り違えていることもあります。
- 「</>」のアイコンが無い/押すと契約をすすめる画面が出る:有料プランのアカウントでログインしているかを確かめる。アプリを最新の版にする
- Windowsで「Git is required」と出る:アプリを最新の版にする(いまの版は、Gitがなくても始められます)
- Macで「コマンドライン・デベロッパ・ツール」を入れるか聞かれた:「インストール」を押してかまいません(数分かかります)
- 送っても何も起きない:入力欄に文が残っていないかを見る。日本語の変換を決めただけで、送れていないことがあります
- 英語で返事が来た:「日本語で答えてください」と送る
- 途中で止まって、しばらく使えなくなった:有料のプランには、使える量の上限があります。少し時間をおくと、また使えるようになります
仕事で使う前に決めておくこと
結論:Claude Codeを仕事で使う前に、2つのことを決めておきます。1つは、会話をAIの改善に使ってよいかの設定です(Claudeの設定の「プライバシー」)。もう1つは、AIに入れない情報です。お客様の氏名・生年月日・住所・証券番号、健康状態や告知の内容、保険会社の社外秘の資料、パスワードは入れません。練習は、すべて架空のデータで行います。所属先の規程が、いつも先です。
データの扱いの設定
- ブラウザで claude.ai を開いてログインする
- 左下の、自分の名前かアイコンを押し、「設定」を押す
- 左の列の「プライバシー」を押す
- 「AIモデルの改善に協力する」のような名前のスイッチを探し、所属先の規程に合わせてオンかオフかを決める
会社のアカウント(Team・Enterprise)では、この設定は会社が決めていて、自分の画面には出ないことがあります。そのときは、所属先の担当の方に確かめます。入れない情報の考え方は、生成AIを使うときの注意点にまとめました。
その次にやること
準備ができたら、毎週くり返している仕事を1つ選びます。保険の仕事のどこに使えるかは、保険代理店のAI活用で、仕事の流れに沿って整理しています。
面談のあとの整理のような毎週の仕事は、AIエージェントで解決できます。今日作ったフォルダが、その作業場所になります。
保険募集人向けAI講座では、この準備を、第1回の前に講師と画面を見ながら一緒に確かめます。
よくある質問
Claude Codeは、無料で使えますか?
無料のプランでは使えません。Pro・Max・Team・Enterpriseのどれかの有料プランが必要です(2026年10月時点)。料金は変わることがあるので、Anthropic社の公式の料金ページで確かめてください。
Windowsのパソコンでも使えますか?
使えます。Windows 10以降なら、Claudeのデスクトップアプリを入れて、Mac と同じように「Code」の画面から使えます。ARMのパソコンは、ダウンロードのページでARM用のものを選びます。
黒い画面(ターミナル)や、プログラミングの知識は要りますか?
要りません。デスクトップアプリの「Code」の画面から、日本語で頼めます。ただし、できあがったものが頼んだとおりかを確かめ、直してほしいところを伝えるのは、使う人の仕事です。
※この記事は、2026年10月時点の情報をもとにしています。アプリの画面・料金・利用の条件は変わることがあります。最新の情報は、Anthropic社の公式サイトで確かめてください。