この段のゴール第1回の前に、4つの確認をそろえ、講座のゴールと作るものを知る。
確かめること(4つ)
- パソコン:Mac か Windows。アプリを入れられる権限があるもの
- Claude に入れるか:ブラウザで claude.ai にログインできるか(入れないときは、会社のネットワークの制限のことが多い)
- Claude の有料プラン:ご本人の名義で契約します。最初は Pro プランで申し込みます(講座の費用とは別です)
- 所属先の許可:AIの利用・パソコンへの導入・扱ってよい情報を確かめます
知っておくこと
- 講座のゴール:作りながら、AIエージェントを使いこなす力を身につける
- 講座で作るもの:わたしの営業アシスタント(全員同じ・7段の道順で4回)
- アシスタントがすること:面談のあとの整理(議事録 → まとめ・次の行動・お礼の文面の下書き)
この回のゴール完成の見本を動かしてゴールの姿を知り、自分のパソコンでAIエージェントに作業を頼み、確かめてから許可を出せる。
0 見本を動かす
できるようになること
- 自分のパソコンで Claude Code を起動し、講座のフォルダの中で作業を頼める
- AIのモデル(考える頭の種類)のちがいを知り、いま使っているモデルを確かめられる
- AIが示した操作を読んでから「許可」を押し、途中で止められる
- AIに入れてはいけない情報と、アプリの「パソコンの中/Claude Code」の境目を、自分の言葉で説明できる
- 完成の見本を動かし、議事録が次の行動と提案の準備になるまでを、設計図とつなげて言える
- 「目的・材料・守ること・出したい形」で頼み、見本の画面を自分の言葉に直せる
- CLAUDE.md(AIが毎回最初に読む、あなたの仕事のメモ)を作り、読まれていることを確かめられる
持ち帰るもの
- 動く作業環境と、講座のフォルダ
- 完成の見本(第4回まで、ゴールの姿として何度でも開ける)
- 自分の言葉に直した、見本の画面
- 「AIに入れない情報」のメモ
- CLAUDE.md 第1版(自分の紹介と、基本の約束)
次の回までに(30分が目安・提出はなし)
- 見本で、例の議事録をもう1つ通してみる
- 自分の議事録の形と、お客様の欄にほしい項目をメモする
- 第2回のスライドに目を通す
3時間の進め方マンツーマン講座の場合
- はじめに:4回の地図と7段の道順、できあがりの姿。AIに任せること・自分が決めること
- 安全の線引き:入れない情報・させないこと。データの扱いの設定を一緒にする。アプリの境目
- 作業環境:AIの起動・講座のフォルダ・モデルの確かめ方・最初のお願い・許可と止め方
- 休憩
- 最初の見本:完成の見本を動かす(議事録を貼る → お客様の確認 → 送る文を読む → 抜き出す)。見本の言葉を、頼み方の型で自分の言葉に直す
- CLAUDE.md 第1版:自分の紹介と基本の約束を書き、新しい会話で読まれているか確かめる
- ふりかえりと宿題:どこで迷ったかを言葉にして残す
たとえば:見本に架空の議事録を貼ると、お名前と面談の日が読み取られて「お客様の確認」に出ます。送る文では、お名前が〔お客様〕、奥さまが〔奥さま〕に置き換わっています。CLAUDE.md には「担当は個人の生命保険・お客様は30〜40代のご家族が中心」のように書きます。
※完成の見本は、いまは Mac で動きます。Windows の方は、見本の動きは講師の画面(動画講座では動画)で見て、画面だけの見本で練習します。
第2
自分の仕事を渡して、設計する
仕事を理解させる力
この回のゴール自分の仕事の文脈をAIに持たせ、アプリの設計図を「仕様シート」にまとめて、画面と保存ができるところまで作れる。
1 画面を作る2 保存する
できるようになること
- 誰が使い、何を入れ、何が出るかを、仕様シート(作る前の設計図1枚)にまとめられる
- 完成の条件を、確かめられる言葉で書ける
- 面談のあとの手順・確かめる基準・使わない言葉と、アプリづくりの約束を CLAUDE.md に整理して、AIに持たせられる
- いきなり作らせず、計画を出してもらい、読んでから「進めて」と言える
- 見た目だけの画面と、保存まで動くもののちがいを分かって、1段ずつ頼める
- 変更に説明をつけて記録し(Git)、前の状態と見比べられる。お客様のデータは記録に入れない
持ち帰るもの
- 仕様シート(設計図つき・1枚)
- 画面が出て、保存できるアプリ
- CLAUDE.md 第2版(仕事のルールと、アプリづくりの約束)
- 変更の記録と、進捗メモ
次の回までに(30分が目安・提出はなし)
- 新しい会話で、進捗メモから続きを始める
- 画面を1か所直して、記録する
- 架空のお客様を1人足して、閉じて開き直しても残るか確かめる
- 第3回のスライドに目を通す
3時間の進め方マンツーマン講座の場合
- どこで止まったか:宿題の出来ではなく、止まった所から始める
- 仕様シート:使う人と場面・入れるもの・出るもの・画面・必須の機能・完成の条件・作らないもの、の7つ。まだ作らずに計画を出してもらう
- 仕事を渡す:CLAUDE.md 第2版。持たせるのは、整理した情報だけ
- 休憩(作るのに必要な道具が入っているかを確かめる)
- ①画面を作る:まず見た目だけ。4つの画面を架空のデータで
- ②保存と記録:このパソコンの中だけで開く画面とデータのファイル。閉じて開き直しても残るか確かめ、変更の記録を始める
- 進捗メモと宿題:できたこと・残っていること・次にやること
たとえば:完成の条件を「架空の議事録10件で、まとめと次の行動が出る」「送った記録にお名前が残っていない」と書きます。CLAUDE.md には「お礼の文面では『必ず』『絶対』など、言い切る言葉を使わない」と書きます。
この回のゴールAIエージェントとやりとりしながら、議事録から次の行動までを動かし、お客様の情報を送らない作りにして、うまくいかない所を伝えて直せる。
3 Claude Code に頼む4 記号に置き換えて送る5 お客様の確認
できるようになること
- アプリの中から Claude Code に頼む作りを、図で説明できる
- 架空の議事録で「貼る → 抜き出す → 次の行動が入る」まで動かせる
- お名前などを記号に置き換えてから送り、戻ってきた答えを元に戻す流れを作り、送った記録で確かめられる
- 議事録からお名前・面談の日などをパソコンの中で読み取り、「お客様の確認」で直して保存できる
- 毎回くり返す頼み方を「スキル」(仕事のやり方をAIに教える手順書)にして、新しい会話でも同じ流れで進めてもらえる
- うまくいかない時に「何をしたら・何が起きて・どうなってほしいか」で伝えられる
- 練習用の変更を、元の状態に戻せる
持ち帰るもの
- 議事録から次の行動まで通るアプリ(記号に置き換えてから送る・お客様の確認つき)
- 「機能を足す」スキル
- 完成の条件のチェック表
- うまくいかない時の伝え方(ひな形)
- CLAUDE.md 第3版(うまくいった頼み方・失敗の教訓)
次の回までに(30分が目安・提出はなし)
- 架空の議事録で、2〜3回使ってみる(毎回、送る文を読む)
- 直したい所を3つメモする
- 第4回のスライドに目を通す
3時間の進め方マンツーマン講座の場合
- どこで止まったか:使ってみて、気づいたことから始める
- ③Claude Code に頼む:議事録が整理になるまで。講師が用意した架空の議事録10件で通す
- ④記号に置き換えてから送る:送る前に「置き換えた言葉」と「送る文」を見せる。置き換えきれなければ送らない
- 休憩
- スキルにする:③④でくり返した頼み方を「機能を足す」スキルにしてもらう
- ⑤お客様の確認:新しい会話で、スキルを使って作る。名前らしい言葉も送る前に記号にする
- 確かめる:チェック表で試す。空の議事録・長い議事録・送った記録にお名前が残っていないか
- 伝えて直す:わざと不具合を起こし、伝え方のひな形で直してもらう
- 戻す練習と教訓:練習の変更を戻し、うまくいった頼み方を CLAUDE.md 第3版に残す
※この回の段は、AIが作り終えるまで15〜25分ほどかかります。作っている間に、次の図と確かめ方を進めます。
この回のゴール見本のファイルを渡して機能を足す頼み方を知り、講師なしで小さな直しを回し、講座のあとも相棒を育て続けられる。
6 ヒアリング項目と提案の準備(発展)7 入口・暗号化・アイコン(発展)卒業演習
できるようになること
- 見本のファイルを読ませて「わたしのアプリに足して」と頼み、足したあとに確かめられる(発展)
- 講師なしで、小さな変更を「頼む → 確かめる → 記録」まで回せる
- 手順書(README)を見れば、翌週も別の場所でも続きができる
- 仕事で使う前に、所属先の規程と照らし合わせられる
- AIをほかのサービスとつなぐ(MCP)前に、確かめることを言える
- 次に作る機能を、仕様シートにできる
持ち帰るもの
- わたしの営業アシスタント(6・7は足せたところまで)
- 手順書(README)
- CLAUDE.md 第4版
- 次の機能の仕様シートと、使う前のチェック表
修了のあと
- 実際の仕事で使う前に、所属先の規程を確かめる(お客様の情報を扱ってよいか・AIに送ってよい範囲)
- 本講座は第4回で終わります(修了後のサポートは含みません)
3時間の進め方マンツーマン講座の場合
- どこで止まったか:直したい所3つを確かめ、今日の順番を決める
- ⑥ヒアリング項目と提案の準備(発展):聞けていない項目に印がつくか、面談を重ねて書き直されるかを確かめる
- ⑦入口・暗号化・アイコン(発展):アイコンで開けるようにし、保存を暗号化する
- 休憩
- 卒業演習:講師は口を出しません。小さな変更を1つ、頼む → 確かめる → 記録まで自分だけで
- 手順書を残す:開き方・終わり方・続きの始め方。フォルダを別の場所に写して動くか確かめる
- 使う前の確認:所属先の規程との照らし合わせ・誰に確かめるか・止めるときの決まり
- これからの育て方:CLAUDE.md 第4版・MCP・次の機能の仕様シート・修了の確認
たとえば:卒業演習で、商談の記録に「次回の面談日」の欄を足します。次の機能の仕様シートには「面談の前の準備メモ(前回のまとめ → 次に確かめること・準備するもの)」のように書きます。
※7の暗号化とアイコンは、いまは Mac で確かめた手順です。Windows では暗号化せず、画面に「暗号化していません」と出す作りにします。
- 第1版
自分の紹介(担当・お客様層・得意な相談)と、基本の約束(練習は架空のデータ・出すものは下書き・最後は人が確かめる)
- 第2版
仕事のルール(面談のあとの手順・確かめる基準・使わない言葉)と、アプリづくりの約束
- 第3版
うまくいった頼み方・失敗した頼み方と、その理由。くり返す手順は、スキルに分ける
- 第4版
起動・保存・再開の手順は「手順書を読む」の1行。決まりは1か所にまとめる
新しい会話でも、説明をしなくても自分の仕事の前提で動いてくれるようになったら、相棒に近づいた目安です。